「フィン・ユールとデンマークの椅子」展開催中

デンマークのデザイナー フィン・ユール(1912-1989)の企画展が、10月9日まで東京都美術館で開催されています。

本展は、デンマークの家具デザインの歴史と変遷をたどり、その豊かな作例が誕生した背景を探るとともに、モダンでありながら身体に心地よくなじむフィン・ユールのデザインの魅力に迫る試みです。

ボーンチェアNo.44
フィン・ユール《ボーンチェア No.44》1944年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲

優雅な曲線を特徴とするフィン・ユールの椅子は「彫刻のような椅子」と評されています。その作品が一堂に集まって鑑賞できます。

ペリカンチェア
フィン・ユール《ペリカンチェア》1940年デザイン 織田コレクション(東川町) 撮影:大塚友記憲

椅子研究者の織田憲嗣氏が研究資料として長年にわたり収集してきた20世紀の家具、日用品のコレクションを東京でまとめて紹介する初めての機会でもあります。

また会場では、デンマークのさまざまな椅子に実際に座って、デザインを体感できる空間もあります。

理想の椅子との出会いを求めている方にも、椅子探しのヒントになるかもしれません。来週からのシルバーウィークに出かけてみたいものです。

 

展覧会名:フィン・ユールとデンマークの椅子

会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C

会期:2022年7月23日(土)~10月9日(日)

休室日:9月20日(火)、10月3日(月)

開室時間:9:30~17:30、金曜は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)

観覧料:一般 1100円 / 大学生・専門学校生 700円 / 65歳以上 800円

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館

後援:デンマーク王国大使館

特別協力:北海道東川町、織田コレクション協力会、旭川家具工業協同組合、デンマーク・デザイン・ミュージアム、ヴィルヘルム・ハンセン財団

協力:Onecollection A/S / House of Finn Juhl、デニッシュインテリアス株式会社、カール・ハンセン&サンジャパン株式会社、フリッツ・ハンセン、スカンジナビアンリビング、ルイスポールセンジャパン、レ・クリント

学術協力:織田憲嗣(東海大学名誉教授)、多田羅景太(京都工芸繊維大学助教)

助成:公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人朝日新聞文化財団

お問い合わせ:東京都美術館 03-3823-6921

展覧会公式サイト: https://www.tobikan.jp/finnjuhl

※事前予約は不要です。ただし、混雑時に入場制限を行う場合があります。

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