「猫目線の家」展レポート Karimoku Commons Tokyo

Installation view, “Cat Perspective Home”, at Karimoku Commons Tokyo, Tokyo, 2022. ©Studio Xxingham (Licenced under CC-BY-NC-ND 4.0)

西麻布交差点近くにあるKarimoku Commons Tokyo 1階にて開催された、株式会社RINNの梁原正寛氏と8組の建築家・クリエイターによって構想された「猫目線の家」展。猫と暮らす人にとっては、夢のような展示となっています。

株式会社RINNは、日本の木製家具メーカーであるカリモクと手を組み、猫目線にこだわった猫用木製家具ブランドKARIMOKU CATでも有名です。

“キャット・ファースト”をコアバリューに掲げ、猫にも優しく、一緒に暮らす人間にも嬉しい、デザインにこだわった木製キャットツリーやキャットテーブルなどのプロダクツは、猫好きの皆さんなら一度は目にしたことがあるはず。

訪れた日は、会場に株式会社RINNの梁原正寛氏がいらっしゃったので、案内していただきながら展示を見ることができました。

Installation view, “Cat Perspective Home”, at Karimoku Commons Tokyo, Tokyo, 2022. ©Studio Xxingham (Licenced under CC-BY-NC-ND 4.0)

8人の建築家・クリエイターは、猫と暮らしている人も暮らしていない人もいて、それぞれの視点からつくられた作品は、「そうか、こう来たか」と意外な角度に驚いたり、くすっと笑ったり、こんな家に住みたい〜!と思ったり、猫との暮らしの想像力を駆り立てるものばかり。

自分の好きな外装と内装デザインで、猫の本能を刺激するような猫ファーストな家に暮らしたい。建築と猫好きの人なら、きっとそう思うはず。「こんな猫目線の家に暮らしたい〜」と、欲望に火が点く展示内容でした。この展示、シリーズ化してほしいですね。

neko/山田紗子 “ネコの柔らかな動きに合わせるように、家もとろとろと形を変えていく”窓。丸みを帯びた木の窓は、カリモクの技術者の協力によるもの。

ぶんと私の家/板坂留五 仔猫のぶんと作者の暮らしの「シーンセット(空間構成)」が断片的に拾い上げられて、猫と人の行動や生活が見えてくる楽しい展示。

16の窓とペチカの家/川島範久 家の中央にペチカがあり、螺旋状に連なる段々は、家全体が壮大なキャットツリーのよう。猫と一緒にこんな家に暮らしたい!

16の窓とペチカの家/川島範久 窓の外から家を眺めたところ。この家なら地域猫とも窓越しに交流できそう。

「猫目線の家」展

出展者:
・板坂留五(Itasaka RUI)
・WYNK collaborative
・大野友資、SUNJUNJIE、Gottingham(FICCIONES)
・川島範久(川島範久建築設計事務所)
・小宮山洋(YOH KOMIYAMA DESIGN)
・朔 永吉、前嶋 章太郎(SAKUMAESHIMA/サクマエシマ)
・能作文徳(能作文徳建築設計事務所)
・山田紗子(山田紗子建築設計事務所)

会 期:2022.02.14 〜2022.03.25 OPEN:12:00-18:00(Mon-Fri)

入場料:無料

会 場:Karimoku Commons Tokyo https://commons.karimoku.com/

〒106-0031 東京都港区西麻布2丁目 22-5 TEL. 03-6805-0655

概 要:株式会社RINNの梁原正寛と8組の建築家・クリエイターによって構想された「猫目線の家」が展示されています。展示を通じてそれぞれが考える猫と人の暮らしの未来を展観します。

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