高齢期の暮らしの疑似体験と考える—Stay Comfortable【50代リフォーム:60】

新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が発令され、外出自粛状態は、7都府県ではすでに3週間を過ぎました。

自宅にいなければならないという状況から、ざまざまな問題も見えてきました。

いままでの日本の住まいは、家族全員が「家を基地として暮らす」ようにはできていません

家族全員分の三度の食事づくりでキッチンに立ちっぱなしのお母さん、
静かな環境でWeb会議ができる場所を探すお父さんやお母さん、
勉強も遊びも限られた場所で工夫する子どもたち。

ゴルフやスポーツクラブ、友人との飲み会などで外出していることの多かった夫の退職後の居場所は?

デイサービスや病院への通院などで定期的に外出していたシニア層は、自宅に閉じこもることで筋力の衰えやお喋りもできないストレスで、フレイル(虚弱状態:健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態)へまっしぐら?

ヘルパーさんに来てもらえない家庭では、家族が介護しなければならなくなり、家族間のイライラも頂点に達しているのでは?

ひとり暮らしで、もし感染したらどうしようと不安を抱えている人々の心身面でのケアは?

——高齢期に入ると、多くの人々が家を基地として暮らすことになります。今回の新型コロナウイルス感染症防止による外出自粛のおかげで、私たちはみんな高齢期の暮らしの疑似体験をしているとも言えます。

家に籠もることになったとき、自分はどんな部屋に住みたいのか?

ぜひこの機会によく考えてみてください。

#StayHomeStayComfortable #GoodOver50s #50代リフォーム

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