ケアリングデザインが2018年に訪れた北欧のシニア施設のホスピタルアートをご紹介しているシリーズ2回目は、ノルウェー「カンペン・オンソルグプラス」です。
「カンペン・オンソルグプラス(Kampen Omsorg+)」 は、ノルウェーで初めてスマートハウジングと福祉技術ソリューションを導入した高齢者の住まいです。67歳以上の独居高齢者のQOL向上がミッションとなっています。
フィンランドの「オンネランポルク」同様、廊下や共用部に、入居者が若い頃に人気だったロック・スターの写真を飾っています。
エレベーターホールの1コーナー。卓球台とソファが置かれているそばには、子どもが描いたようなドローイング(実際に子どもが描いたものかもしれません)。
卓球台を挟んで反対側の壁には、お孫さんを想起させるような子どもたちの写真が飾られています。
1階のコーナースペースに飾られたアート作品。
廊下に設けられたコーナー。ノルウェーの風景写真が飾られています。
「カンペン・オンソルグプラス」では、廊下やエレベーターホールの片隅をこのようにもうひとつの多用スペースとしてうまく活用しています。一部のコーナーでは、美術クラブの作業スペースがありました。奥のテーブルセットも作業場なのかもしれません。奥に見えるのはヴィンテージ家具でした。
こちらは、食堂がある大ホールの片隅のコーナー。テーブルセットが置かれて絵が飾られるだけで、人が集う心地良いコーナーが生まれます。テーブルセットのカラーリングもテキスタイルも北欧らしいものです。
その他の北欧ホスピタルアート記事は以下からご覧ください。