マイコーナーを持つ【50代リフォーム④】

リフォームでは、これからこの家で夫婦がどう暮らしていくのか、夫婦の距離感や思いを、いくらでも具体的に描いていくことができます。

ただひとつだけ、どのリフォームにも共通しておすすめするのは、“マイコーナー”を持つことです。夫婦が、家の中で過ごす時間が増えるこれからは、お互いに「ここだけは誰にも手を触れさせない」と決めた自分のテリトリーが必要です。

個室が持てれば理想的ですが、そうでなくともリビングやキッチンの一角など、工夫次第でマイコーナーを持つことは可能です。

以下の写真は、昨年秋に開催した「Good Design Good Over 50’s くらしのデザイン展2018」で展示した、組み立て和室の『方丈OBJCET』(写真向かって左)と、ダンボール製の畳一枚ほどの『大人基地』(写真向かって右)です。

【組み立て和室の『方丈OBJCET』】
『方丈OBJCET』は、家の中における小さな箱のような和室「方丈」です。
紀州桧材の柱と障子で構成されていて、障子を閉めてしまえば、そこは完璧なマイコーナーでありマイルーム。

もし、マンションのリビングの中心に「方丈」があるとどうでしょう?

 

「方丈」の中の照明を気分に合わせて変化させて好きな音楽を流せば、茶室として、床の間として、そして何も考えずにごろっと寝転べるマイルームとして使えます。
またライトやプロジェクターを映して、外から眺めれば、リビングの中心にある大きな行灯のようにも見えます。

【ダンボール製の畳一枚ほどの『大人基地』】

畳一枚分の、大人の秘密基地には、棚板を入れてデスクスペースもできます。
小さなスペースほど、意外に集中力が高まるもの。

デスクの反対側の収納棚の下には、ランタンやテントなどのキャンプ用品を収納できます。ちょうど押入れくらいの小さなスペースですが、畳一枚分のスペースに、大きな夢が膨らみそう。
ダンボールの大人基地では、キャンプ、手芸、読書、執筆など、さまざまな趣味の世界が広がります。

 

大人だからこそ、互いのテリトリーを設けて相手を尊重する。“50代リフォーム”には、そんな視点がほしいですね。

 

組立和室空間「障子結界庵(特別仕様)」
価格:1,158,032円(税込)
サイズ:W2139×D2139×H1950
問い合わせ先:スティレライフ

一畳ユニット「OTONA基地(特別仕様)」
参考価格:162,000円(税込)
サイズ:W1800×D900×H1800
問い合わせ先:株式会社ユナイテッドボード

 

PHOTO:Miki Chishaki
吉田紗栄子、寺林成子著『50代リフォーム 素敵に自分流』(財団法人 経済調査会)より
※価格に工事費は含みません。※商品の価格・仕様・外観は、予告なく変更される可能性があります。

 

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