板橋の家[2]住みなれた土地に暮らすことの意味、母と娘のやすらぎの家

遮るもののない対面キッチンでリビングダイニングを広く使う

板橋の家

対面カウンター式のアイランドキッチンは、サンワカンパニーのもの。奥にあるMUJIとサンワカンパニーコラボのキッチンボードともうまく調和しています。

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「住んでいたマンションが対面キッチンだったので、同じようにしたかったんです。予算は限られていましたが、毎日使うところを節約して生活の質を落とすということはしたくありませんでした」とMさん。カウンターキッチン越しに、お母さまとお喋りできるのも良いですね。

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キッチンカウンターのすぐ隣には、階段下のコーナーを生かして、お母さまのベッドコーナーがあります。このスペースは浴室やトイレに近く、安全な生活動線が確保できました。ベッドコーナーの畳ベッドは、スペースに合わせて新たに購入したもの。中に収納ができるのも助かります。
ベッドを置く階段下のスペースを有効活用して、小さな収納スペースも設けました。そこには、小さい頃のMさんと若かりしお母さまの写真が飾られていて、感慨深い思いでした。住む人が、新しい家を「我が家=HOME」に変えていく様を見た気がします。

2階には、トイレと洗面所のあるプライベートスペースを確保

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お母さまの居室である1階のリビングダイニングから変わって、2階はMさんのプライベートスペース。
何より広さを確保したかったというMさん。それまで住んでいたマンションで使っていたお気に入りのイタリア製の家具を入れて、ご自分の時間を楽しめるスペースとされています。家族とはいえ、自分ひとりになれる時間はしっかりと確保したいもの。お気に入りのものに囲まれた空間は、いい意味でマンションの部屋のようにプライベート空間が確立されています。

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無垢材のフローリングは、部屋全体をあたたかみのある雰囲気に包み込んでくれます。

お気に入りの2階の洗面所

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2階の奥に設けた洗面所は、Mさんお気に入りのスペース。グッドデザイン賞2015(GOOD DESIGN AWARD 2015)を受賞したサンワカンパニーの洗面台「フィーネ」です。お気に入りのものに囲まれる暮らしが、心を豊かにしてくれます。

撮影:樗木美紀

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