自分流のすすめ【50代リフォーム⑱】

せっかくリフォームをするのですから、「こういう家に住みたい」という夢をまず描いてみましょう。子育てが終わり、蓄えも多少ある50代だからこそ、目の前の生活に追われてあきらめかけていた「夢の家」を実現できるのです。

50代からは「自分のためのリフォーム」と思って、こだわりが実現できるできないにかかわらず、希望を出してみましょう。

たとえば、模型作りが好きな夫は、使わなくなった子ども部屋を工作室にする。
ピアノを再開したい妻は、防音効果のある二重サッシに交換して演奏できるようにする。
映画好きの夫婦なら、リビングにプロジェクターを設置してミニシアターにする、など。

潤沢な資金がない場合は、こだわりたいところを最優先する方法があります。

要望を書き出す、この時期のリフォームで、もうひとつおすすめしたいのが、使わなくなった子ども部屋や納戸を利用して、夫と妻の居場所を別々に持つということです。「夫も妻も家にいる時間が長い」という生活が、この先10年、20年と続くからです。

また、たとえどちらかの介護が必要になった場合でも、個室を持っていれば介護の疲れから一時的に避難できます。

 

人生100年時代です。

これからの約50年を元気で楽しく過ごすために、自分のやりたいことができる住まいにしておくことは、決して贅沢なことではありません。頭や体を使うことができる、毎日が楽しい、いつも穏やかな気持ちでいられる……。リフォームで生活が変われば、病気知らずになるかもしれません。

 

 

 

 

吉田紗栄子、寺林成子著『50代リフォーム 素敵に自分流』(財団法人 経済調査会)より
PHOTO©IDC/a.collectionRF /amanaimages
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