セレブレイトOver 50’s/くらしのデザイン展 2023

2023年10〜11月に開催した「くらしのデザイン展2023」から、各展示をご紹介してまいります。

特別企画展示「セレブレイトOver 50’s」

特別企画展示では、「セレブレイト Over 50’s」と題して、人生の後半50〜100歳の節目の誕生日に選ぶギフトの数々を展示しました。

50歳以上の大人世代の誕生日は、ビッグバースディ!

還暦に赤いものを贈るだけではなく、大人の節目の誕生日をもっとお祝いしましょうという提案のもと、贈る年代のライフストーリーにあわせて選んだ、日常の豊かさや親しい人との幸せな関係を祝う特別なギフトを展示しました。

 

【Gift for 50’s】50歳 男性/名古屋在住

ヤールヴ ボトル(へラグス)他

会社を辞めて自営業になってから、自分裁量の自由な時間が増えた。妻と相談して軽のキャンピングカーを買った。停まった場所が自分の家。車のドアという玄関を開けたら、そこはもう海や山。車に寝泊まりするだけでも楽しいのに、各地の名産を買って食べる楽しさよ。料理好きの妻は「道の駅」の名産品を熟知している。「次はあそこ!」と計画するのも楽しい。リタイアしたら日本全国「道の駅」めぐりもいいよね、なんて話している。

【Gift for 60’s】60歳 女性/長崎在住

リファファインバブルピュア(リファ)他

久々の同窓会に出席した。ある人はわからないほど老け込み、ある人は年以上に素敵。その差はどこにあるんだろう? 私はどう見えているのだろう? 私はもう加齢に抗って生きるのはやめた。白髪染めも止めてグレイヘアにした。いまも大好きなカラフルな洋服を着る。「私もグレイへアにしたいわ」と女友達が口々に。年齢を重ねて身体が変化するのは当然。60になって残り時間が見えてきたからこそ、年齢を超越して楽しく生きたいわ。

【Gift for 70’s】70歳 男性/神戸在住

NOHrD Bike Oak(NOHrD Bike)他

2つ下の妻と夫婦2人暮らし。若い頃は洋楽が大好きでレコードを買ったりコンサートに行ったりしていた。定年後、音楽仲間と昔やっていたバンド活動を再開。定期的に、ライブハウスでライブもやっている。お酒も好きだが、ライブ活動を続けるために体を鍛えるのも必要かなと、ミック・ジャガーを見ていてそう思う。とはいえ、ジムに通うほどでもないし、家で腕立て伏せをする位なのだが。どうやって鍛えるかは模索中だ。

【Gift for 80’s】80歳 女性/山形在住

EOS R50(キャノン)他

生まれ育った田舎でいまは一人暮らし。コロナ禍をきっかけに、スマホの勉強をしてSNSデビュー! 日々の暮らしを綴るシニアインスタグラマーとなった。好きなファッションのコーデを写真に撮ったり、田舎の景色や食を投稿したり。娘世代の人や海外からもコメントや「いいね」がもらえてハッピー。海外の人には、田舎暮らしも興味津々みたい。最近地域興しやシニアイベントにも呼ばれるようになって、毎日ワクワクする人生になってきた。

【Gift for 90’s】90歳 男性/神奈川在住

ハダシウォーカーシリーズ(アシックス商事)他

長年マラソンを続けてきた。70代でホノルルマラソンを完走したり、マラソン世界記録(80-84歳の部)をとったりしたことは、私の自慢だ。ランニングシューズにもこだわりがあり、靴箱の中はほとんどスニーカーだ。昨年膝を痛めたので、いまはリハビリ中だが、毎日のウォーキングは欠かさない。その日の気分でコースを選んで、ゆっくり近所の自然を楽しんでいる。マラソンを通して、同世代や若い仲間がたくさんできたのも財産だ。

【Gift for 100’s】100歳 女性/東京在住

ウールシルク手刺繍ストール/ターラ・ブランカ

東京の下町生まれの下町育ち。いまは近所に住む娘やヘルパーさんに介護してもらいながら自宅に住んでいる。この辺りはまだまだ近所付き合いがあって、ご近所さんと挨拶を交わせるのがほっとする。75歳までは日舞に打ち込んでいた。長年買い集めた着物が、箪笥4竿にびっしり。それぞれの着物に思い出があるし、どう処分して良いものやら。ときどき、日舞仲間だった若いお友達が訪れてくれて、おしゃべりするのが何よりの楽しみ。

 

※木炭画:小柳景義

※会場撮影:砺波周平

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