同じでなくてもいい【50代リフォーム③】

人生の折り返し地点に立ち、後半の人生設計とも重なってくる50代でのリフォーム。

大事なことは、夫婦の考え方が一緒であれ、違うのであれ、それぞれが家についてどう考えているかを、まず明らかにすることです。

意見が同じでないといけないということはありません。

夫婦とはいえ、別の人間ですし、長いあいだ家庭を守ってきた女性と、会社という居場所のあった男性とでは、家に求めるものが違っていてあたりまえ。

男性より女性の方が、家にいる時間が長い分だけ、住まいについて深くとらえているので、ギャップがあるものなのです。

考え方の合う部分、合わない部分が明らかになったら、合わない部分について、どう折り合いをつけていくかが重要なポイントとなります。

 

たとえば、キッチン。

長年キッチンを預かってきた妻としては、夫があれこれリフォームに意見を出してきたら、「いままでキッチンに立ったこともない人が、ここまでキッチンに口出しするなんて……」とびっくりするでしょう。

この場合、これからの生活で、誰が料理の主導権を握るかが、どちらの意見を尊重するかの分かれ目です。

「キッチンを一番わかっているのは私だし、使うのも私」と女性の主張を通すのもひとつの方法ですが、夫の意見を尊重するかわりに、今後は夫に料理担当になってもらうという選択もあるのでは?

PHOTO:Miki Chishaki
吉田紗栄子、寺林成子著『50代リフォーム 素敵に自分流』(財団法人 経済調査会)より
この記事をSNSでシェアする

関連記事

シニアリノベーション

はじめまして

吉田 紗栄子
70の手習い。ついにブログを書くことになりました。この道を志して今年で50年。6年後の東京オリンピッ...