自分の家[1]リノベーションで「親の家」から「自分の家」へ

——ケアリングデザインと西武池袋本店が共同運営する「くらしのデザインサロン」で手掛けた、集合住宅・リノベーション事例をご紹介します。

 

住み慣れた実家マンションをリノベーション


施主のAさんは、かつてご家族で住んでいた3DKのマンションを、お母さまがお亡くなりになったのをきっかけに、部屋の片付けを始め、お住まいのリノベーションを決意されました。

Aさん
「当初は少し小さいマンションへの住み替えも検討したのですが、いまのように、利便性・住環境が好条件の物件はなかなかありません。それに中古を買っても結局リフォームが必要になります。それなら、家族の思い出が詰まった、住み慣れたこの部屋をリノベーションするのが一番だと考えました」

風が通り、光がきらめく、明るいリビングが誕生

新築入居時からほぼリフォームをすることのなかった部屋は、3つの個室とダイニングキッチンに小さく仕切られていて、室内は少し薄暗い状態でした。

LIVING DINING BEFORE

LIVING DINING AFTER

今回のリノベーションでは、ダイニングキッチンと個室をつなげて広いリビングダイニングを設けました。

さらに、南向きの部屋とダイニングキッチンを隔てていた壁と押入を取り除いて、引き戸で仕切り、南からの光をたっぷりと部屋全体に取り入れました。これによって風が通り抜け、光がきらめく明るいリビングダイニングが誕生しました。

一番よく過ごすリビングにお仏壇を置きたい

お仏壇は、ご自身が一番よく過ごす部屋に置きたいというAさんのリクエストで、リビングダイニングにお仏壇を置く場所を最初に決めました。シンプルなデザインのダークブラウンのモダンなお仏壇が、さりげなくリビングダイニングのインテリアに調和しています。

最初に購入したソファが、リビングダイニングのテーマカラーに

グレーを帯びたレモンイエローのソファは、リノベーションにあたって最初にAさんが選んだお気に入りの家具。主役として、リビングダイニングのテーマカラーを決めてくれる存在になりました。ナチュラルな木の質感が、チェリーのフローリング材ともよくマッチしています。

Over 50’sの視覚に配慮したライティングプラン

Over 50’sになると、まぶしさを感じる、明暗順応に時間がかかるなど、五感の中でも特に視覚が顕著に変化していきます。


今回のリノベーションでは、ダイニングとリビングをつなぐ天井に間接照明を仕込みました。目に優しい間接照明を明るい日中でも点けていただくようにするなど、目に優しい使い方をアドバイスして、質の良い光の中で気分良くお過ごしいただけるように配慮いたしました。

 

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自分の家[2]

自分の家[3]

 

【集合住宅】マンションのリノベーション
所在地:東京都内
延床面積:約65平米
坪数:約20坪
間取り:3DK→2LDK
設計監理:一級建築士事務所 直町建築設計室 直町常容子
リノベーション完工年月:2017年12月
撮影:樗木美紀
くらしのデザインサロン

 

 

 

 

 

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