星印一つの評価は認知症の危険因子?

年間50回ほど講演をさせていただいています。参加者が100名以下の場合は、講演後のアンケートでも概ね暖かい回答をいただきます。しかし、参加者が100名を超えると1-2名、“何の役にも立たなかった”、もしくは“講演内容に対しての批判”をいただきます。頻度的には1%未満なのか、100人を超えると、一人として実体化されます。このような批判をいただく原因は、間違いなく講演者自身にあります。反省して、改善材料にさせていただいています。

ところで、同様のことが本の書評にも見られます。“何も目新しい内容はない、星ひとつ”といった書評が、発売されると同時に書き込まれています。発売同時に購入して、書評を書いているのですから“結構ファン?”と疑ってしまうほどです。

私は専門医の立場で、彼らがとてもかわいそうに思えます。何を聞いても、何を読んでも得るものはない。これは、話し手や書き手以上に本人にも問題があるのではないでしょうか?特に前頭葉機能から考えると『一つの考えに凝り固まって、柔軟に受け入れられなくなり、気持ちの切り替えができなくなる』、まさに保続という現象です。一度でも講演をしたり本を書けば、その陰にどれだけの努力あるかが分かります。仮に本当につまらない内容でも、“この講演や本が、なぜ得るものがないのか?”を考えるだけでも勉強になるのではないでしょうか?

当グループでは、 “ありがとうカード”を導入しています。日々の業務のなかで、スタッフ間で感謝の言葉をカードで提出するものです。感謝の気持ちは、意識しないとすぐに当り前にになります。最初は、どうやって“ありがとうカード”の材料を見つけるか、戸惑います。しかし習慣になると、たわいのない行動に感謝の種が埋もれていることに気づきます。結果、月に300枚程度のありがとうカードが飛び交っています。

こんな、ありがとうの気持ちを習慣化することで、前頭葉を柔らかくしてもらいたいものです。

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